輸創企業

食品に特化した総合物流企業「TAKAIDOクールフロー」

代表取締役 飯田 勇一 氏
 昨年、創立60周年を迎えた高井戸運送株式会社は、これを記念して今年8月1日より「TAKAIDOクールフロー株式会社」へ社名を変更。代表取締役を務める飯田勇一氏は、食品に特化した総合物流企業として、新たな歴史を切り拓いていくことを社員たちと誓った。
 同社は、飯田社長の祖父の代(大正時代)から続く老舗の輸送企業である。ここ高井戸(東京都杉並区)で運送業を営むなかで、着実に事業規模を拡大してきた。1985年、飯田社長は25歳という若さで三代目社長に就任。当時は車両20台ほどで、主に食品や雑貨、家電などを運んでいたそうだ。それから間もなく、飯田社長は、将来性を見据えて手狭だった本社を現所在地に移転。さらに食品の輸配送業務が拡大するなかで、冷凍・冷蔵設備を完備した物流センターを開設。また同時に3温度帯の輸配送体制も確立するなど、今日の揺るぎない事業基盤を築き上げた。飯田社長に、今回の社名変更の経緯についてお話を伺うことができた。
「10年前からブランディング戦略の構想を練り上げてきました。と言うのも、運送業界は3K職場のイメージが強い上に、中型・大型免許を取得してドライバーになろう、という若い人も減少しています。非常に危機感を募らせていました。物流事業はサービス業ですから、そのリソースは人になります。今回のブランディング戦略は、企業イメージを向上させ、社内の士気を高めると共に、多くの若い人材を確保することが目的。もちろん、確保した人材を“人財”へと育成していくことも視野に入れています」
 同社は社名のみならず、企業の顔となるロゴや制服も刷新。さらに、社歌とプロモーションビデオを制作して、今年1月からホームページや動画サイトにアップ。この社歌は、ことのほか反響を呼び、飯田社長は多くのマスコミから取材を受けたそうだ。また、実際に求人の応募者数も増えており、想定以上にブランディング効果があったという。


社歌「笑顔が好きだから」を制作して動画サイトにアップすると共に社員のユニフォームも刷新。社員の士気も高まる。
都心2拠点・圏央道5拠点を網羅する物流体制 ●食品(小ロット・多品目)に特化した 3温度帯輸配送(24時間365日)を実現

低温3温度帯及び小ロット・多品目に対応
 トラック輸送だけでは生産性に限界があると考え、早くから倉庫事業に活路を見いだしてきたという飯田社長。現在、同社は24時間365日入出庫可能な3温度帯管理の物流施設(都心2拠点、圏央道5拠点)を構え、商品の入荷・保管・仕分・出荷まで行っている。また、首都圏へのアクセスの良さを活かした様々な輸配送モード(共同配送・リリーフ便・定期便・ルート配送)を構築。お客様の物流ニーズにきめ細かに対応している。
「当社では、高機能な物流センター(在庫型/通過型)に商品を集約することで、小ロット・多品目の輸配送にも柔軟に対応。付加価値の高い物流サービスを提供してきました。お客様も当社へアウトソーシングいただくことで、輸配送及び在庫管理にかかる物流コストが低減できるメリットがあります。当社は必要なときに、必要な商品を、必要な数だけ、関東一円から都心部へお届けできる物流体制を築き上げています」
 と語られた飯田社長。最近では食品に特化した物流体制を背景に、高効率・低コストな物流システムの構築や改善策を提案。同社が提供する高品質な物流サービスは、顧客から高く評価されている。


24時間365日入出庫可能な3温度帯管理の物流センターを運営すると共に、2層式保冷車による高品質な輸配送モードを構築

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