長野県中央部に位置する松本市は、北アルプス連峰がそびえる雄大な山々と、いくすじもの清流、澄んだ大気、豊かな緑に恵まれた県内第二の規模を誇る中核都市。明治維新までは国宝・松本城の城下町として賑わい、周辺は美ヶ原高原、上高地、乗鞍高原、安曇野など、名だたる観光地に囲まれている。
そんな豊かな自然と、旅情かきたてる歴史ある松本の地域とともに歩んできた松本電気鉄道株式会社は、前身の筑摩鉄道から数えて創業83年の年輪を刻み、地元では「松電さん」の愛称で親しまれている。
この松本電気鉄道と並んで諏訪バス、川中島バスを含めた3社が母体となり、アルピコグループは30社におよぶ企業群を形成。交通事業、ホテル事業、レジャー開発、流通・エージェント、自動車サービスといった多彩な分野で事業を展開し、それぞれの企業が個性を発揮しながらお客様に喜ばれるサービスを提供する。
なかでも交通事業は、松本と上高地を結ぶ鉄道事業をはじめ、県内外を運行するバス事業、11の事業所を持つタクシー事業を営むなど、県民の貴重な交通手段として地域の発展に大きく貢献してきた。
また、長野県内において51店舗を出店するアップルランドは、信州最大手のスーパーマーケットチェーンへと躍進。近年は、衣食住のすべてを取り揃えるショッピングセンター化を進めるとともに、お客様のニーズに応えたプライベートブランドの開発も手がけるなど、生活関連企業として県下の流通小売業界をつねにリードし続けてきた。
こうして地域密着型の店舗展開に加え、低価格で高品質な製品を県民に提供し、著しく成長を遂げたアップルランド。流通小売業にとって生命線と言われる物流は、同じくアルピコグループで唯一の物流企業、松本運送株式会社が担っている。
グループ内でも古参企業に数えられる同社は、昭和25年に旧国鉄の貨物取扱を中心とした通運会社として設立された。その後、アルピコグループの資本参加により系列に参画した同社は、旧国鉄の貨物輸送廃止にともなって、徐々にトラック輸送を主体とした輸送業務へ軌道修正。そして、松電商事(現在のアップルランド)のスーパーマーケット事業進出を契機に、県内における配送業務の基盤を築き上げ、アップルランドの躍進を底辺から支えてきた。それからもグループの内外を問わず、全農や大手飲料メーカーなど有力な顧客を次々に獲得し、現在では、商品管理から関東方面への幹線輸送まで、付加価値の高い物流サービスを幅広く提供する物流企業として活躍している。











