MIMAMORIケーススタディー

多様な顧客ニーズに応える特殊輸送のエキスパート
 広島県呉市に本拠を構える大森運送株式会社。一般貨物の輸送、保管業務を中心に全国に事業を展開する輸送企業である。創業から55年「安全・確実に加えて信頼をお届けする」をモットーに事業を拡大してきた。そんな同社の得意分野は、重量物・重機・長尺物などの特殊輸送である。阪神淡路大震災の際に橋梁や鉄骨、重機などの輸送業務が急増。以来、実績を重ねるなかで特殊輸送のエキスパートへ成長。顧客の多様な輸送ニーズに応えてきた。現在、同社は中低床セミトレーラ(全車エアサス車)を特殊輸送専用車としてラインナップ。乗務するドライバーは、特殊輸送を熟知したベテランぞろいである。代表取締役社長の大森才喜氏は、特殊輸送について次のように語られた。
「特殊輸送は、ひとつのプロジェクトですから、担当社員が一丸となって業務を遂行します。当社には、実務経験で学んだ知識と培ってきたノウハウがあります。その知識とノウハウを惜しみなく発揮し、安全確実な輸送サービスを提供しています」
 同社で特殊輸送を担当するには、半年間にわたる実地研修(先輩社員によるOJT)が必須事項である。また特殊輸送時の固縛方法を明記した手引き書を作成して全社員に配布。現場では、「MIMAMORI」の積卸ボタンを押した後、積付けが完了すると、ドライバーが携帯電話で固縛状態を撮影して事務所に送信。それを運行管理者が確認し、承認しなければ出発できない厳格なルールが定められている。

代表取締役社長 大森 才喜 氏 特殊輸送専用車として中低床セミトレーラ(全車エアサス車)をラインナップ


動態管理で安全運行 自主的に省燃費運転も

代表取締役副社長 大森 栄作 氏

総務部長 向井 典彦 氏

本社総務部
総務課長代理 大森 智博 氏
 「当社のセミトレーラは、デジタコ、ドライブレコーダ、バックアイカメラを標準装備。事故防止のため、車両についても万全の対策を講じています。特に特殊輸送の際は、GPS機能を利用して、逐一運行状況をチェックしています」
 と語られたのは代表取締役副社長を務める大森栄作氏である。同社に「MIMAMORI」が導入されたのは2007年のこと。車両の動態管理を行うために導入を決めたという。その後、いすゞ車を導入する際は必ず「MIMAMORI」を導入してきたそうだ。総務部長の向井典彦氏は「MIMAMORI」について、次のように評価された。
「手軽に導入できて操作が簡単、機能も豊富、しかも『運転日報』データを13カ月間、自動的に保存してくれる。当時、様々なデジタコの導入を検討しましたが『MIMAMORI』は群を抜く性能でしたね。『MIMAMORI 』の導入を契機に、当社ではいすゞ車が増えました」
 現在、同社では、運行管理者のルーティンワークとして、車両の出発時間、到着時間に「車両位置お知らせサービス」で運行状況を確認する。もちろん、日中も運行管理者が予定通り運行しているか、定期的に確認しているそうだ。
 さて当初「MIMAMORI」は、主に車両の動態管理を目的に導入したそうだが、それから間もなく、社内にある変化が生じたという。ドライバーが「運転日報」に記載される評価点を気にかけるようになり、さらにドライバー安全会議において「MIMAMORI」の運行データが活用されるようになったというのだ。ドライバー安全会議とは、月1回ドライバーが自主的に行っているミーティングで、業務上の伝達事項のほか、省燃費・安全運転に関する取り組みについて意見交換が行われている。本社総務部、総務課長代理の大森智博氏は「MIMAMORI」の導入をきっかけに、ドライバーの省燃費運転への関心が高まったと語る。
「もともと当社は、グリーン経営も取得するなど、環境改善に向けた取り組みを推進してきました。その一環として、省燃費運転を励行するドライバーには、様々な報奨金制度を設け、利益の一部を還元してきました。『運転日報』は、毎運行時の燃費やアイドリング時間などが明確に記載されますから、ドライバーは、それを指標に燃費目標を設定し、以前にも増して省燃費運転に取り組むようになりました」

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