MIMAMORIケーススタディー

顧客ニーズと運行時間をマッチングした配送体制を構築

代表取締役 奥山 廣藏 氏
 運送事業はお客様に感謝される仕事。そんな想いから起業したという代表取締役の奥山廣藏氏。有限会社シンエイ・LOGISTICSは、奥山社長が軽車両1台から始めた輸送企業である。当初は新聞の中継輸送や宅配業務などを受注。その後、配送業務が拡大する中で会社を法人化。同社は、県内配送業務に特化することで順調に業績を伸ばしてきた。同社の特色は、車両の稼動率を高める運行体制にある。午前中は自社の一時保管倉庫で製品をピッキングし、県内のドラッグストアなどへ医療品や化粧品、日用品、文具などを配送。午後からはオフィス什器や大型製品などの設置業務を含むツーマン配送を行っているのだ。地場で収益が上げられる配送体制をめざしてきたという奥山社長にお話を伺った。
「オフィス什器や大型製品を運ぶツーマン配送は、土日や祝日に業務が集中するため、平日は、どうしても車両の稼動率が低下してしまいます。そこで当社は、自社倉庫を開設してお客様の在庫を保管し、午前中に配送業務を完了できる体制を築き上げました。そして午後からはツーマン配送に従事。つまり、顧客ニーズと運行時間をマッチングする戦略によって、車両の稼動率を高め、安定した収益を確保したのです」
 昨年、同社は仙台にも営業所を開設。顧客の依頼により、医療品の配送を手がけているそうだ。今後は宮城県内での配送業務に注力していきたいという。


一時保管用の倉庫

全車両に「MIMAMORI」を搭載。
中型トラックフォワード・小型トラックエルフ


労働時間を短縮すると共にドライバーの給与体系も見直す

取締役部長 大瀧 力 氏
 独自の経営戦略によって着実に事業を拡大してきた同社。しかし、奥山社長は事業規模が拡大する中で大きな課題を抱えていたという。それは運行管理の問題である。従来のタコグラフでは正確な運行状況が把握できない。また、企業のコンプライアンスとして、ドライバーの残業時間が増えていることも気がかりだったという。そんなとき、いすゞから勧められたのが「MIMAMORI」だったそうだ。導入後「運転日報」や「車両位置お知らせサービス」を活用することで、運行状況が明確になったという同社は、運行スケジュールや運行ルートを改善。その結果、より効率的に配送できるようになり、ドライバーの労働時間も大幅に短縮されたという。また同社では、このときドライバーの運賃体系も見直したそうだ。奥山社長に、その詳細についてお尋ねした。
「配送業務の効率化を図ることによって、ドライバーの残業代は削減されましたが、利益率が高くなった分、賞与などで還元するなど、実質的に給与アップにつながりました。『MIMAMORI』を導入した目的は、業務上のムダを省き、同時にドライバーが働きやすい職場環境をつくるため。今後は『労務管理サービス』も活用して、ドライバーの労働時間をしっかり管理していきたいですね」
 ほぼ全車に「MIMAMORI」を導入したという同社。現在は「車両位置お知らせサービス」をお客様が利用できるように設定しているそうだ。そうすることでお客様に安心していただくと同時に、同社の運行管理の取り組みをお知らせし、信頼関係を高めるためだという。
 また現場で指揮をとる取締役部長の大瀧力氏は、省燃費・安全運行にも「MIMAMORI」が大いに役立っていると語る。
「運行管理者は毎日『運転日報』の評価点をチェックしています。点数が低い場合は『ECO安全運転レポート』を活用し、急加速・急減速・アイドリング時間などを指摘しながら、ドライバーを指導しています。その効果もあり、多くのドライバーが評価点90点以上になりました。ことに当社では、女性ドライバーを積極的に採用しており、初心者の指導に『MIMAMORI』が大変役立っています。特に『ECO安全運転レポート』は、項目ごとにアドバイスができるので、女性ドライバーや初心者ドライバーへの指導時に活用しています」
 これまで主に県内の配送業務を中心に事業を展開してきた同社。今後は「MIMAMORI」を活用した運行管理体制を構築し、近隣県への進出も視野に入れ事業を展開していく方針である。

車両の運行状況を確認する運行管理者  

MIMAMORI搭載車両の運用方法
導入時期 2015年6月
運行経路 山形県・宮城県
乗務状況 原則固定


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