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過去にご紹介した事例
ザ・カンパニー

「46年も前から、ロジスティックスという言葉も真の意味さえも知っていた」

自動車整備業から食品配送業へ
代表取締役会長 藤原 武氏
「飛行機は安全にどれだけお金を使っているか。クルマにも同じことをやっていれば間違いはない」
新生物流サービス(株)
代表取締役会長 藤原 武
Takeshi Fujiwara
藤原会長が食品配送のビジネスをスタートさせたのは、1979年(昭和54年)のことであった。当時、藤原会長は自動車の整備会社を経営。そこにあるところから「配送はできないか」という話があった。そこで急遽、後継者がいなかった配送業者を引き継いで始めたのである。
「自動車整備業をやっていると、運送業というものは見やすいんです。何故かというと、整備業をやっていると車両法というものがあり、整備基準があり、それに保険が多少絡んできます。運送業というのは、この3つの要素に自動車運送法というのをプラスすればできるんです。すべて源となるのは陸運局ですから、わりと見やすいんですね。整備もクルマ、物流もクルマ、だから意外とスムースに始められたんですね」
創業当初は、明治乳業の宅配の牛乳を運ぶのが主な仕事だったという。その後は明治乳業のグループ会社である中国明販(株)の下請けとしてコンビニへの配送やチルド商品の配送、さらに市内のデリバリー的な配送、スーパーなどへの定期集配を中心に広島、岡山、山口、鳥取など中国全域をカバー。そして明治乳業のグループ会社である(株)カントラの下請けとして明治乳業の各工場間の大型輸送も任されるなど、その元気パワーは今も衰えることはない。


新生流「安全」の定義とそのこだわり
新生物流サービス(株)は好調な業績に伴い、組織も、社名までも変貌を遂げたのである。
「1979年(昭和54年)に有限会社新生運輸という名前でこの商売を始めたのですが、1990年(平成2年)には新生物流サービス株式会社と社名も変えました。それは今後を見通すと、仕事の方向もそちらの方にシフトするんではないかということからです。物流という言葉は今ではいろんなところで当たり前に使われていますが、当時は一番早かったですね」
それには、確かな理由があるという。それは、安全への徹底したこだわりである。それも新生物流サービス(株)ならではの安全哲学がベースとなっているのだ。
「私はもともと自衛隊にいました。そして偶然ですが娘婿になる前、社長も自衛隊にいたんです。
自衛隊というところは安全についてはものすごく力を入れています。安全なくして国は守れない、ということを叩き込まれているわけです。しかも私は飛行機の整備を担当していましから、安全にはどうしても人一倍こだわるんですね」
同社の安全とは、車両や人、積み荷への安全はもちろんであるが、もっと広く深い意味がある。例えば、「物流とは何ぞや」ということまでも、安全のキーワードで語れるのだ。
「決められた物を、決められた時間に、決められた量を、決められた場所に、安全に届けるのがロジスティックスです。それは米軍が第2次世界大戦時に、敵を攻略するために開発したシステムなんですね。いつ、どこへ、どの兵器を持っていけという戦術から生まれたもので、それが最後はケーキの配送にまで生かされることになったそうです。私はこのロジスティックスシステムを、自衛隊で46年も前に習得していたわけです。決して新しいものではなかったのです。それを実践することで、荷主さんからの信用を獲得でき、それが他社とは違うやり方だともいわれる原因になったのだと思いますね」

ミーティング風景
配送前にはミーティングが行われ、安全・省燃費運転への注意事項などの確認が行われる。
配送先へと向かうエルフ
積み込み作業が終わった車両は、スーパー、コンビニ、宅配店などの配送先へと向かう。
チルド商品の積み込み作業
チルド商品の積み込み作業は外気に触れないように、冷蔵庫と配送車両を直結させて行う。


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