メンテナンス・スケッチ

(ELFCLUB:2008年12月号)
MAINTENANCE SKETCH メンテナンス・スケッチ
冬でも、忘れずにチェック! 冷却水の点検について 知ってトクするクルマのツボ !
オーバーヒートは夏のもの。そう思われがちですが、冬でもオーバーヒートは起きることがあります。
特に冬季は気温に応じた適正な濃度の冷却水を入れないと、凍結などを起こしオーバーヒートの原因となります。
点検のポイントを再度確認し、トラブルを未然に防ぎましょう!

冷却水の量
【日常点検】
リザーブタンクは、右前輪後方にあります。
エンジンが冷えているときにリザーブタンク内の液面がMIN線(下限)以上あるかを点検します。
次に、ラジエーター、ラジエーターホースなどから水漏れがないか点検します。
また、車両を止めておいた地面に水漏れの跡がないか点検します。
【冷却水の補給】
MIN線(下限)より下に減っているときは、キャップをとり、MAX線(上限)付近まで水道水とロングライフクーラントを適正な割合で混合し、補給してください。補給後はキャップを確実に閉めてください。
【冷却水の混合割合】
予想される外気温から、さらに約10℃下回る凍結温度で混合割合を読みとってください。
凍結温度の
目安
混合割合[参考値] ロングライフ
クーラント濃度
ロングライフ
クーラント
水道水
-18℃ 3.5L 6.5L 35%
-25℃ 4.2L 5.8L 42%
-35℃ 5.0L 5.0L 50%
-40℃ 5.3L 4.7L 53%

警告
点検、補給、交換はエンジンが十分に冷えているときに行ってください。
冷却水の温度が高いときに、ラジエーターキャップをゆるめたり、外さないでください。蒸気や熱湯が吹き出して思わぬやけどをすることがあります。
また、リザーブタンク内の冷却水の水温も上昇し、高温になっていますのであわててキャップを外すと熱湯などによる思わぬやけどのおそれがありますので注意してください。 エンジンが十分に冷えて、水温が下がってから布などでキャップを包み、徐々に外してください。
ラジエーターやリザーブタンクのキャップを外すときは厚手の布を重ねてキャップにかぶせ、徐々にキャップをゆるめてください。
ロングライフクーラント(LLC)は可燃物です。マニホールドなど高温部にかかると発火をするおそれがあります。かからないよう注意してください。

ワンポイントアドバイス
冷却水量はリザーブタンクで確認してください。ただし、リザーブタンクの冷却水量が急激に減ったとき、増えたときは、ラジエーターキャップを開け、ラジエーター本体の冷却水量を確認してください。
エンジンの温度が高いとき、排気マニホールドに冷却水がかからないように注意してください。排気マニホールドを破損するおそれがあります。
冷却水量の変化が著しいときは《いすゞ販売会社》で点検を受けてください。