メンテナンス・スケッチ

(ELFCLUB:2006年10月号)
MAINTENANCE SKETCH メンテナンス・スケッチ
ご存知でしたか ? DPDの適正な取扱い方を。 知ってトクするクルマのツボ!
排気ガス浄化装置DPD(ディーゼル・パティキュレート・ディフューザー)は、排ガス中のPM(粒子状物質)を浄化するもの。
その役割と機能を保つために、再生操作が必要です。正しい取扱いをしないと排気ガスが浄化されないだけではなく、車が走行できなくなるおそれもあります。既にご存知の方も再確認をお願いします。

DTPの再生操作について
DPDはフィルター内にPMが一定量堆積すると自動的に再生(燃焼)を行いますが、走行条件によっては再生が完了しない場合があります。このときに、DPDランプが点滅します。メーター内のDPDランプが点滅したら(毎秒約1回点滅)、DPDの再生操作が必要です。運行が終了したときなど、駐車する際には【手動再生操作】を行ってください。
なお、点滅した状態で走行を続けると、速い点滅(毎秒約3回点滅)に変わります。この状態のまま走行を続けるとDPDが故障するおそれがありますので、できるだけ速やかに安全な場所に停車し、再生操作を行ってください。
DPDスイッチ

Smoother-E

手動再生操作手順
1. 燃えやすいものがない安全な場所に停車してください。
2. ギヤをニュートラルにし、確実にパーキングブレーキを作動させてください。
3. エンジンをアイドリング状態にしてください。マニュアル操作でアイドリング回転数を上げている場合は、アイドリングコントロールスイッチでエンジン回転をいっぱいに下げてください。アイドリングストップ付車はアイドリングストップスイッチを「OFF(解除)」にしてください。
4. PTO装着車は、PTOの作動を停止してください。PTOスイッチおよび外部アクセルコントロールを戻してください。
5. DPDスイッチを押します。DPDランプが点滅から点灯に変わり、エンジン回転が自動的に上がって再生が始まります。再生中は車から離れないでください。再生は通常15〜20分で終了します。ランプが消え、エンジン回転数が通常に戻りましたら再生終了です。通常の走行ができます。

【手動再生の中断】
やむをえず再生を中断して走行したい場合は、DPDスイッチをもう一度押してください。DPDランプが点滅に変わり走行することができます。 この場合は再度再生が必要ですのでできるだけ早く、手順1.からやり直してください。


エンジンオイルについて
エンジンオイルについての図
DPD付車は、エンジンオイル中に燃料が徐々に混ざり、注入時よりもオイル量が増えます。
点検時はオイルが「点検用MAX」〜「MIN」間にあれば良好です。
オイル量が「点検用MAX」を越えた場合は必ずオイル交換してください。
エンジンおよびDPDの故障、燃費悪化の原因となりますので必ず【DPD対応オイル】を使用してください。

【いすゞ純正オイル(DPD対応オイル)】
ベスコクリーンスーパーまたはベスコクリーン
★ベスコクリーンスーパーとベスコクリーンではオイル交換時期が異なります。詳しくは取扱説明書を参照してください。