メンテナンス・スケッチ

(ELFCLUB:2005年8月号)
MAINTENANCE SKETCH メンテナンス・スケッチ
こんなときこそ、アツくならずに、冷静に! オーバーヒート時の対処法 知ってトクするクルマのツボ!
もうすぐ梅雨もあけ、いよいよ夏本番。この季節、オーバーヒートにご用心を!
万一そうした事態になったとしても、あわてず、騒がず、あくまでも落ち着いて対応しましょう。

オーバーヒートしたときは
エンジンの力が落ちて水温計(テンプメーター)の指針がセーフティゾーンを越え、“H”のほうに近づいていたらオーバーヒート気味です。次の処置をとってください。
Step1
非常点滅灯を点滅させて、すぐに安全で交通の妨げにならない場所(路肩、路側帯)に車を移動させ停車させます。
Step2
エンジンはかけたままアイドリング状態にして、しばらくエンジンを冷やします。
Step3
水温計の指針が中央付近まで下がってきたら、エンジンを止めます。
アドバイス
ラジエータ−冷却用のファンが回っていないときは、ただちにエンジンを止めてください。
警告
(1)エンジンを停止させてもラジエーター内の冷却水には圧力がかかっていますので、あわててラジエーターのキャップを外すと、蒸気や熱湯が噴き出して思わぬヤケドをすることがあります。また、リザーブタンク内の冷却水の水温も上昇し、高温になっている場合もありますので、あわててキャップを外すと熱湯などによる思わぬヤケドの恐れがありますので注意してください。
(2)ラジエーターやリザーブタンクのキャップを外すときは、厚手の布を重ねてキャップにかぶせ、徐々にキャップをゆるめてください。
Step4
エンジン本体が十分に冷えてから、冷却水のリザーブタンクおよびラジエーター内の冷却水の量を点検し、不足している場合はラジエーターおよびリザーブタンクに冷却水を補充してください。また、ファンベルトのゆるみ、損傷を点検してください。
アドバイス
(1)冷却水を補給するときは、水温計の指針が中央より下側にあることを確認してから行ってください。エンジンが十分に冷えていないときの補給は、エンジン本体の故障や破損を招くことがあります。
(2)緊急時に水道水だけを補充したときは、早めに冷却水の濃度を調整してください。

夏は水温系(テンプメーター)をこまめにチェックしましょう!
スタータースイッチが"ON"位置のとき、エンジン冷却水の温度を示します。"C"は低温、"H"は高温を示し、運転中はセーフティゾーンの範囲内を示すのが正常で す。
アドバイス
(1)運転中に指針がセーフティゾーンを越え、"H"側にきたときはオーバーヒートのおそれがあります。ただちに安全で交通の妨げにならない場所に車を寄せて、オーバーヒートの処置(前記)をとってください。
(2)指針が"H"側に近づいてもセーフティゾーンにあれば支障はありませんが、冷却水量をリザーブタンク部で確認してください。不足している場合は、冷却水を補充してください。