メンテナンス・スケッチ

メンテナンス・スケッチ 知ってトクするクルマのツボ!
ガス欠!の後はエアー抜きをお忘れなく

(ELFCLUB:2004年3月号)

ついうっかりガス欠!という経験はなるべくしたくないものです。でも、万一の時の対処法として、忘れてならないのは燃料系統のエアー抜きです。

燃料系統のエアー抜き
燃料フィルター(フューエルフィルター)を交換したり、燃料切れを起こした場合には、燃料系統にエアーが入ってしまうため、始動不良やエンジン不調になるおそれがあります。これを防ぐために、燃料系統のエアー抜き作業を必ず行ってください。
4JG2/4HK1ターボ型エンジン
1. プラグ部の下に燃料受け皿を準備し、プラグを十分にゆるめます。 4JG2/4HK1ターボ型エンジン
2. 燃料フィルター上部のハンドポンプを上下させ、プラグ部から燃料があふれ出てくるまでハンドポンプを動かします。
3. プラグを十分に締め付け、プラグ部周辺に付着した燃料をきれいに拭き取ります。
4. さらにハンドポンプを10〜20回上下させ、燃料系のエアーを燃料噴射ポンプへ送ります。配管内に燃料が充てんされるとハンドポンプは重くなります。
5. スターターを回し、エンジンを始動させます。
6. 約10秒以内で始動しない場合は、4、5の操作を繰り返します。
4HL1/4HJ1型エンジン
エンジン始動前 4HL1/4HJ1型エンジン
1. 燃料フィルターの下部(エアー抜きプラグ下部)に燃料受け皿を準備します。
2. プラグを十分にゆるめ、プラグ部から燃料があふれ出てくるまで燃料フィルター上部のハンドポンプを20回以上押します。
3. プラグを締めて、再度ハンドポンプが重くなるまで10回以上押した後、1分程度待ってからプラグをゆるめて燃料フィルター内のエアーを抜きます。(この作業をプラグ部からエアーが出てこなくなるまで最低3回実施してください)
4. プラグを十分に締め付け、周辺の燃料を拭き取り、さらにハンドポンプが重くなるまで(10〜15回)押してエンジンに燃料を送り込みます。

エンジン始動後 4HL1/4HJ1型エンジン
1. アクセルペダルは踏まずにスターターを回し、エンジンを始動させます。
2. 始動後、アイドリング回転を5秒間保持します。
3. アイドリングコントロールノブをゆっくり右に、いっぱいまで回し、3分間保持します。
4. アクセルペダルをいっぱいに踏み込み、最高回転まで吹き上げます。(この操作を数回繰り返してください)
5. アイドリングコントロールノブを左に回し、アイドリング回転に戻します。


ONE POINT ADVICE エアー抜き作業が不十分なときには、エンジン不調になるおそれがあるので、エンジン始動後の手順も必ず実行してください!