事故事例から学ぶゼロ災害

事故の概要
 『無灯火の駐車車両に追突』
 路側に駐車されている大型トラックをよく見かけます。夜間や雨天時など視界が良くないときには、後方から走行してくる車が駐車車両に気づくのが遅れ、追突する事故が発生します。この事故もカーブの出口付近に駐車していた大型トラックに気づくのが遅れ、高速のまま追突し、重傷を負った事例です。
 晴れた日の未明。25歳男性Aが運転する普通乗用車は道幅6メートルのゆるやかな左カーブ(制限速度40キロ)を時速約50キロでライト下向きのまま走行中、前方同一車線上に無灯火で駐車していた大型トラックBに気づくのが遅れ、急ブレーキをかけたが間に合わずB車の後部に追突しました。
 この事故でA車は最大3・1メートルもB車の後部にもぐり込み大破。AはB車の荷台後面により気管及び肺損傷、大脳損傷、頭蓋骨骨折など全治3カ月以上の重傷を負いました。


事故の要因
 Aはこの道路を毎日同じ時間帯に通行しており、道路状況はよくわかっていた。普段通りの速度でライトを下向きに走っていたら突然ライトの中にトラックの後部が現れ、ブレーキを踏んだと思うが、次の瞬間には衝突していたと語っている。事故現場は工業団地の中で、トラックなどが道路脇に停止していることは今までにもあったが、カーブの出口付近に停止していたのは初めてだという。
 一方Bは駐車位置の前にある工場に開門時間より早く着いてしまったため、当該道路が駐停車禁止であることを知っていたが、正門前に駐車して開門を待っていた。駐車して約15分後の事故であった。
 この事故の最大の要因はAの前方不注意ですが、Bが不用意にカーブ上に無灯火で駐車していたことも事故の誘因となっています。A車がライトを上向きにしてもっと前方に注意していれば、またB車がハザードを点灯していればこの事故は避けられたかもません。
 またB車は、車両後部にもぐり込み防止装置を備えていたものの、A車のもぐり込みを防止できませんでした。

事故現場略図


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