ドライビングヘルスケア

(ELFCLUB:2008年8月号)
Driving Health Care 【Tomato & Goya】

真っ赤なトマトとグリーンのゴーヤ。
最近は食べ物に季節感がなくなったともいわれていますが、
どちらも夏を彩る代表的な野菜たちです。
特に路地ものは、これからが旬。太陽の光をさんさんと浴び、
まさに美味しさも健康パワーもギッシリ。
夏バテ防止にもお勧めしたい食品といえましょう。
トマト&ゴーヤ

夏を元気に彩る。

トマトは昔見て楽しむものだった!?
真夏のスポーツの後などに、冷えたトマトを丸かじり。あの美味しさといったら、もう何物にも代えられないくらいですね。生ではもちろん、ソースやジュースとしても今ではすっかりお馴染みとなったトマトですが、昔は主に観賞用だったそうです。
トマトの原産地は、ペルーを中心としたアンデス高原。ヨーロッパに持ち込まれたのは16世紀ごろとされています。しかし、当時トマトは有毒であるベラドンナという植物に似ていたため、同じように毒があるのではということで敬遠されていたそうです。トマトがヨーロッパの一般の食卓に上るようになったのは、約200年後の18世紀になってからとされています。日本には江戸時代に長崎に伝わったのが最初とされていますが、やはり観賞用で「唐柿」と呼ばれていたそうです。日本で食用として利用されるようになったのは明治以降でした。

トマトでアンチエイジング
「トマトが赤くなると医者が青くなる」「トマトのある家に胃病なし」といわれているように、トマトには様々な健康パワーが含まれています。なかでも最近、注目されているのがリコピンという成分です。リコピンはトマトの鮮やかな赤い色の元になっている色素で、活性酸素を除去し、ガンやアレルギー、老化を予防するとして注目されている抗酸化物質のひとつです。熱にも強く、ジュースやソースにすると体内への吸収率がアップするとされています。また、日本ではピンク系のトマトが人気ですが、主に加工用に使われる真っ赤なトマトのほうがリコピンは多く含まれています。しかも、トマトの調味料や調理素材は濃縮されているため、生のトマトより、トマトジュースやピューレ、ケチャップなどの加工品を利用するとより効果的に摂取できるそうです。
もちろん、このリコピン以外にも注目の健康パワーが含まれています。
ミネラルのなかではカリウムが多く含まれ、中国やドイツでは高血圧の補助療法としても利用されているそうです。さらに、ビタミンA、Cも多く、細胞と細胞をつなぐコラーゲンや血管を丈夫にする働きがあるとされるビタミンHやPも含まれています。
この他、食欲増進に役立つクエン酸、便秘改善や血中コレステロール値を正常にコントロールする植物繊維のペクチン、毛細血管を柔軟にするルチンなども含まれています。

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