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(ELFCLUB:2007年4月号)
豊富なたんぱく質や脂肪をはじめ、カルシウム、鉄分などのミネラル、そしてビタミンA、B1、B2、D、Eなどのビタミン類もたっぷり。卵は前回ご紹介した牛乳と同様に、体に必要な栄養素を豊富に含んでいることから、"完全栄養食品"とも言われてれています。
なかでも特筆すべきは、卵には良質のたんぱく質が豊富に含まれており、しかも人体では作ることができない必須アミノ酸をバランス良く含んでいることです。 アミノ酸は太古の時代から地球に存在する最も古い栄養成分で、生命の源ともされています。また、たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されていますが、そのうちの9種類は私たちの体内では合成することはできません。従って、この種類のアミノ酸だけはそれらを含む食品を食べて補うしかなく、また1種類でも欠けると重大な栄養障害を起こすところから、"必須アミノ酸"、または"不可欠アミノ酸"と呼ばれています。そしてこのアミノ酸、あるいはたんぱく質の"質"を表す基準値が"アミノ酸スコア"や"プロティンスコア"であり、卵のはもちろん100点満点というわけです。 ところで、卵といえばコレステロールを気にされる方も多いことでしょう。いくら栄養満点だからといっても、健康面で安心して食べられないでのでは問題ですね。でも、それは取り越し苦労かもしれません。
そもそもコレステロールは、細胞膜や神経組織を作るのに大切な栄養素の一つとも考えられています。また、コレステロールにも悪玉、善玉が存在し、悪玉は動脈硬化の原因の一つにもなっています。卵白には血中コレステロール、特に悪玉コレステロールを下げる効果があることが研究によって明かになったそうです。それは卵白に含まれるアミノ酸シスチンの効果とされています。 さらに、卵黄にはレシチンという脂肪酸が含まれています。このレシチンは血液の流れをスムースにし、血管の壁に悪玉コレステロールがこびりつくのを防ぐので、動脈硬化を起こりにくくする働きがあると言われています。 "卵を食べると、コレステロール値が上がり動脈硬化の原因になる"。 数多くの研究の結果、この説はほとんど根拠のないものとみなされています。1日1〜2個程度の卵の摂取においては、体に影響はほとんどないでしょう。しかし、コレステロール値の高い方などは、血中コレステロールの上昇を抑える不飽和脂肪酸を多く含む植物油を使って、卵を料理することをおすすめします。 |
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