• 体長0.05ミリ、植物と動物両方の性質を持つミドリムシ(学名:ユーグレナ)からつくったバイオ・ディーゼル=DueSELでバスを走らせるという、いすゞ自動車とユーグレナ社の実証実験。それがDeuSELプロジェクトです。いすゞ自動車は毎日たくさんの輸送車両を生産・販売する会社として、より環境負荷の少ない物流社会を築いていくために。ユーグレナ社は、世界で唯一のミドリムシ屋外大量生産する会社として、ミドリムシを活用したバイオ・ディーゼルの実用化を加速させるために。このプロジェクトから、地球にやさしい炭素循環型の未来を目指します。
環境報告書1999

ごあいさつ

 現在、世界的規模で取り組まなければならない重要な共通テーマとして地球環境問題があげられています。この取り組みは、すべての人間、企業、自治体や国などが共通の問題として認識し、その解決に向けて具体的に行動していくことが肝要とされています。
 いすゞ自動車は、「私たちは 世界中のお客さまに 心から満足していただける商品とサービスを創造し 社会に貢献するとともに人間性豊かな企業として発展します。」を企業理念とし、なかでも地球環境への取り組みは、経営の最重要課題として位置付けています。“人と地球の未来のために”をキャッチフレーズに、地球環境への基本的取組方針を『いすゞ地球環境憲章』に定め、世界の発展と環境の調和をめざし、積極的かつ継続的な活動として展開しているところです。
 その基本方針では、クルマの開発、生産から使用、廃棄に至る各段階において徹底した取り組みを行うことに加え、私たちの子孫に美しい地球を残すため、社会や地球の環境保護活動に積極的に取り組むことにしております。
 具体的には
(1)材料・部品の購入段階での環境を考慮
(2)生産段階では、ISO14001環境マネジメントの構築と実施
(3)使用・物流段階では、車両走行時の排出ガス、燃費の改善
(4)廃棄段階では、車両のリサイクル性向上と環境負荷物質の低減
を柱として推進しています。
 現在、地球温暖化が世界的な問題とされている中で、特に、いすゞは、燃焼効率に優れ、燃費が良いうえに、地球温暖化の主原因と言われているCO2(二酸化炭素)の排出量が少ないディーゼルエンジン開発に積極的な取り組みを行っています。ディーゼルの持つ燃費の良さ、CO2(排出量の少ない等のメリットをより一層高めるとともにPM(粒子状物質)、NOx(窒素酸化物)排出量をさらに低減していく「地球にやさしいクリーンなディーゼルエンジン」を提供していくことに総力をあげているところです。
 この環境報告書は、1998年度(一部1998年度以前および以降を含む)における環境への取り組みの姿勢と成果をまとめておりますが、まだ不十分な点も多々あるかと思います。この活動は、積極的かつ継続的な改善が重要であると考えています。いすゞの活動をご理解いただくとともに皆様の忌憚のないご意見を賜り、より充実した活動にしていきたいと考えていますのでよろしくお願い申し上げます。

2000年1月
代表取締役社長兼COO_稲生 武 専務取締役_三枝 重雄
いすゞ自動車株式会社
代表取締役社長兼COO

稲生武_自筆サイン
代表取締役社長兼COO
稲生 武
専務取締役
三枝 重雄
専務取締役(地球環境委員会主座)
三枝重雄_自筆サイン